名駅や栄の目の先、鼻の先。
歴史と文化息づく名古屋城のとなり、
豊かな緑いきづく名城公園のとなり、
ちょっと不思議な名前の、
まったく新しい交流と創造の場が産声をあげました。
ショッピングや憩いだけにとどまらず、
あるときは、ヨガやランニングのワークショップ、
あるときは、親子のクッキング教室、
あるときは、地元野菜のマルシェや収穫祭
・・・などなど
人々がつどい、かたらい、つながり、
そして新しい物語が生まれ、育まれていく・・・
そんな「はじまりの舞台」を目指して。
こんなことできたらいいな。新しいことに挑戦したいな。
ほら、あなたの前向きな気持ちのとなりには、
いつもtonarino。
こんにちは。このたび、「tonarino」の名誉館長に就任しました野口みずきです。
私の大好きな名古屋で皆さんと交流が出来る機会を頂き、とても嬉しく思っています。
名古屋は私にとって大変思い出深い都市です。
2002年3月、私にとって初めてのフルマラソンとなりました名古屋国際女子マラソンで
優勝を飾ることができました。
2016年3月名古屋ウィメンズマラソンでは、
名古屋に来られた多くの方々の声援に包まれてコースを走りました。
皆さんのたくさんの応援の声が今でも忘れられません。
本当にありがとうございました。
私は、この名古屋ウィメンズマラソンの後に引退を決意しました。
「tonarino」は、市民と共に公園を育てていくというコンセプトの下、
「食」「体」「緑」「集」の4つのキーワードで運営されると伺いました。
そのコンセプトに共感し、私は、この公園に来られる方々と共に公園の賑わいの創出や
体力・健康作りに少しでも力になりたいと考え、名誉館長に就任致しました。
現在は、海外にいますのでなかなか名古屋を訪問する機会をもてませんが、
皆さんとの交流を楽しみにしています。
出来れば、皆さんと一緒に名城公園を駆け抜けたいと思います。宜しくお願い致します。
「この建築ができたら、きっと周辺環境や人の流れが大きく変化するだろう」
マウントフジアーキテクツの原田さんの事務所ではじめてお話しを伺った際、
そうワクワクしたのを覚えています。
市民交流の拠点となり、人と建築がともに成長していく場へ。
建築に込められたそんな前向きな想いに、ネーミング・ロゴも応えたいと思いました。
いつもとなりに。tonarino。いくつかのロゴを提案しましたが、
トナリノという音の響きから、ひらがなの「と」を象徴的に用いた柔らかくて大らかな
ロゴマークが最初に頭に浮かびました。そして、それがご覧いただいているロゴです。
tonarinoの頭文字である「と」。右側が開き、開放感のある造形をしている「と」。
○と○…ものごとをつなげる文字でもある「と」。
人と人をつなげる開かれた場へ、極めて簡潔なマークですが、その想いを凝縮してかたちにしました。
10年、20年経ったとき、多くの方々の思い出の中にあり続ける場所になってほしいと願っています。
歴史があり、自然があり、文化がある。名駅からも栄からも近い。
実際に足を運んで体感しても、ポジティブな場所に思えた名城公園。
でもなぜかそれほど賑わっていない。とても不思議な気持ちでした。
かつては身近だった。けれど、今はどこか遠い場所。
近くて遠い場所から、みなさんにとって本当に近い場所へ。
そんなキッカケとなるような名前を…そう思いました。
名古屋城のとなり、栄のとなり、名駅のとなり、
豊かな緑のとなり、歴史が育んだ文化のとなり、
公園を走るランナーのとなり、そして市民であるあなたのとなり…
建物の完成がゴールではなく、tonarino の物語はまだ始まったばかり。
みなさんに、tonarino の育て親になっていただけたらうれしいです。
地下鉄名城公園駅を出て、大津通りを渡ったところの、公園ゲートの隣にできる「みんなの居場所」、
それが「トナリノ」です。トナリノはその名の通り、いろんなもののトナリにあります。
ウィメンズマラソンも催される大並木が印象的な「大津通り」のトナリ、
みんなが集まり様々なイベントが行われる「こもれび広場」のトナリ。
さらにそのトナリには広場を見下ろす憩いの「空への階段」や
名古屋城を見晴らす「ひなたのテラス」があって、
こういった様々なトナリ合う関係がいくつも重なり合うことで、
豊かで楽しいみんなの居場所を生み出そうと考えました。
トナリ合う関係には、空間的にも時間的にも、際限はありません。
そこに関わる人の数だけ、より広くより深く変化し、成長を続ける
「未来へとずっと続いていく一連の出来事」がトナリノの「本体」なのだと思うのです。
ですから、2017年春に竣工する建築は、それが完成の姿だとは私たちは考えていません。
出店していただくテナントの方々、運営していく事業者の方々、緑豊かな公園を維持し管理する名古屋市の方々、そして何よりここを日々の居場所としてお使いになる地域の方々、皆さんのたくさんの手によって、あーでもないこーでもないと、ずっと関わっていただく中で、
より楽しく快適になるよう、どんどん手を入れて変えていって欲しい。
つまり、トナリノのトナリで関わるみなさんの手によって、育てていっていただきたいのです。
これから始まる楽しい成長のプロセス、その原点が2017年春のトナリノなのです。
いわば、ずっと完成しない、成長し続ける「育成型のパブリックスペース」が
名古屋城下に、あらたに誕生したのです。
皆さんはじめまして、私たちアイ・アンド・シー・コーポレーション株式会社は
名古屋初の公園内複合商業施設「tonarino(トナリノ)」を名古屋市のご支援の下、
運営させて頂く事になりました。
日頃、名古屋の街づくりに携わってきたメンバーで、
施設づくりから運営までを地域の皆さまの目線で行って参ります。
2016年6月には愛知学院大学様と協力協定を締結し、
同校にご協力を頂き、イベントやワークショップの開催を通じて
地域を盛り上げていく体制も整えて参ります。
四季を通して自然と緑が豊かな名城公園。
私たちは、皆さまにこれまで以上に親しみを持って、楽しんで頂ける施設として
パワーアップさせるエンジンの役割を担って参ります。
公園に訪ずれる皆さまのそれぞれのシーンで、ご利用頂ける環境をご用意しております。
ちょっと一人で、お友達と、ご家族から会社関係まで、
散歩をしたり、スポーツを楽しんだり、ピクニックを楽しんだり。
どんな時でも皆さんに寄り添うような空間であり続けたいと私たちは願っています。
その為に名城公園を愛する様々な人達とコラボレーションをしながら、
様々な楽しいことを計画して参ります。
スタッフ一同、皆さまを心よりお待ち申し上げております。
人口減少や少子高齢化といった時代の変化に伴い、ゆとりや心の豊かさの実感が求められる中で、公園の持つ役割は一層大きいものがあります。幅広い利用者が集う名城公園に心から楽しんで利用できる、また魅力的なまちづくりにつながる施設として「tonarinoトナリノ」が誕生しました。
このトナリノの事業スキームが参考となり、2017年の都市公園法改正により公募で民間事業者が公園内に飲食店、売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置又は管理を行う制度(P-PFI制度)が創設され、現在、全国で多くの事業が展開されています。
これから名城公園もトナリノも「利用者満足度の向上」と「名古屋の魅力アップ」を目指していくには、「維持管理する(守る)資産」から「経営する(育てる)資産」という意識のもとに管理運営を進めることで、おもてなしのサービスを具体化し、公園利用の楽しさと喜びを増やしていく必要があります。
そのために、公園に訪れていただける方々とともに公園価値を高め公園の魅力を増大させる様々な取組みを具体化していく「公園プロデューサー」として力を注いでまいります。
そして利用者の方々が、名城公園もトナリノも「素晴らしい魅力的な場所ですよ、もっと利用しましょう、もっと関わりましょう」という「スポークスマン」になっていただけるといいですね。
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